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高画質、高音質でデータ放送も可能な新世代のテレビ、地上デジタル放送が1日午前11時、関東、中京、近畿の3大都市圏で始まった。当初の視聴可能世帯は計約1200万世帯。エリアを順次拡大し、平成18年末までに全国の主要都市でもスタートする予定だ。 総務省は現行のアナログ放送を23年7月に停止させ、デジタルへの完全移行を計画する。放送界も家庭の「総合情報端末」化に期待をかけるが、3年前に始まったBSデジタル放送の普及が目標の約半分にとどまるなど、視聴者のデジタルに対する認知度は低い。 東京都内のホテルで開かれた開始記念式典には、小泉純一郎首相、海老沢勝二NHK会長らが出席。小泉首相は「アナログで放送が始まって50年の節目に、テレビは大きく進化した。デジタルの普及が円滑に進むよう政府も支援していく」とあいさつした。
写真:地上デジタル放送の開始式典で、総合司会を務めたフジテレビの高島彩アナとNHKの三宅民夫アナ
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